アジア(ベトナム)のノンビリとした漫画に見えますが、まったく違います。グログロのサツリクサツリクしたマンガです。凄惨なベトナム戦争の物語が、絵本のような可愛らしいイラストにより、コミカルなストーリとして進みます。

これが劇画でしたら軽く18禁です。1カットでゴルゴ13の18倍は死者が出ます。人の命の重さ、人間性、モラルなどが、戦争によって失われ狂わされることが、客観的に淡々と描かれています。

一振りで当社比18倍の威力です。モザイクにしたら余計凄惨になってしまいました。

私は1巻を読み終わった後に半年ぐらいしてから、なぜか気になって次巻を購入してしまいました。珍しいことです。

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なぜか夢に出てくる危ない作品

見ているときは、絵がソフトなため何ともないのですが、寝ると夢に出てきます。脳の奥、心の底に来るものがあるのでしょう。子供には見せたくない作品の上位にランクインです。

1巻に目一杯ディエンビエンフーの世界感が積めこまれています。気になる方は読んでみてください。1巻で離れるか、次の巻まで読んでしまうか、好みが別れると思います。読み応え抜群です。

この表紙は、アジアの船の船頭さんみたいで、ほんわかするマンガに見えますが、まったく違います。ちなみにヒロインです。最強に強いゲリラでもあります。

主人公は特別な普通の小物

主人公は、アメリカ軍に属するいわゆる戦場カメラマンです。ヒロインはベトナム人のゲリラです。このヒロインは、暗殺者で最強に強いのです。戦場カメラマンがゲリラに、恋に落ちるというお話です。

主人公の戦場カメラマンは、ジャーナリストとして、正義や熱意を持っている人物ではありません。ほとんど撮影すらしません。ただ戦場の渦中に非戦闘員として、なんとなく存在しています。戦争について主義もなく、「良くわからないや」という主体で物語の客観性を高めています。

またヒロインを助けるのではなく、ヒロインに守られる王子様的なポジションです。特別な普通の人という小物感により、読者にも世界感を伝わりやすくしているのかもしれません。

バットエンドの予告が繰り返し入るが。。

物語の進行中に、繰り返し主人公とヒロインが一緒に爆死するバットエンドであることが告げられます。あまりに繰り返し告知が入るので、もしかしたら爆死するバットエンドのように見せて、実は違うという落ちを期待していますが・・・・・グログロのマンガですからどうなんでしょう。

ディエンビエンフーの物語

ディエンビエンフーとは、ベトナム北西部のラオス国境付近にある盆地の町です。第一次インドシナ戦争(1954年)で最大の戦闘がおきた場所で、ベトナム軍とフランス軍合わせて約1万人の戦死者を出したことで有名です。

ベトナムはフランス軍に勝つわけですが。そのあとには、今度はアメリカと第二次インドシナ戦争(1960年)に突入します。1975年まで続く戦いです。ちなみにアメリカ軍を撤退しています。ベトナム軍は強かったわけです。

ディエンビエンフーの物語は、1966年から1973年とされています。ベトナム軍の渦中から、終決までの時代を背景とした物語です。もちろんフィクションのストーリです。ベトナム軍を知らない人が、ソフトに確信を知りたい人にお薦めの作品です。

バトルや恋愛?も楽しめます。

いろいろな特殊能力をもった戦闘員や、アジのある登場人物のバトルも楽しめます。主人公とヒロインの特殊な恋愛のお話としても楽しめます。ただしグロいので子供には絶対読ませないようにご注意ください。

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